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稽古場所の移動。

  • hatamura1222
  • 2024年7月27日
  • 読了時間: 3分

今年一杯で

現在の集会所での稽古を

終了する事にした。


現在は「氣空術総本部」として

活動しているけど

人数はめっきり減り

昔の賑わいは今は無い。


「年内一杯で…」と決めた理由は


今のこの状況と自分の気持ちが

ちょうど重なった事が

決断の理由になったかな〜


賑わいの無くなった静かな道場で

一人居ると、色々考える。


「俺は、もっと武道家として突き進みたい」


「自分の納得する宗家になりたい」


「自分自身ともっと向き合い

まだ出会えていない自分に

出会う修行をしたい」  と


自分に対しての武道の欲望が

増してきた!


もしこれが

何十人と道場生がいたら…


「俺〜、自分磨きするから

年内で終了ね〜」なんて

言ったものなら😱


完全にクソカス宗家やなw


でも、今やから動けると

判断した。


初めてこの集会所に来た時は

今から40年前の3歳の時。


その頃、親父が

空手道拳友会垂水支部の

師範として活動する為に選んだ場所が

この集会所である。


その頃は

集会所の周りは団地だらけで

多くの子供が集まった。


寒稽古なども毎年行われて

皆んなで真冬の海へ飛び込んだ!


そして、3歳か4歳か忘れたけど

ハッキリと覚えている事がある。


稽古が終わり、親父と俺とオッチャン(同じ道場の人)と3人で団地に帰る途中で

「肩車したろ!」と

親父が俺を持ち上げ肩に乗せた。


そして、そのオッチャンが

「吉彦〜、強い父ちゃんでええな〜」と

笑顔で言ってきた。


その光景だけ鮮明に覚えている。


一つ小さなの空手道場から

たくさんの出来事が起こった!


そして氣空術も生まれた。


嬉しい事、悲しい事

辛い時期もたくさんあった。

全部あの集会所は知ってる。


肩車をしてもらった帰り道から40年…。


今は、その強い父ちゃんも


あの優しかったオッチャンも


一緒に海に飛び込んだ仲間達も


氣空術の仲間達も


思い出になってもた。



今でも

あの集会所の扉を開けるたんびに

賑わっていた時の光景が蘇る。


「今日も誰もおらんか〜」と

思いながら、マットを敷いて

稽古の準備をする。


そんな事が当たり前になって来たある時に


ふと「これ何かちゃうわ!」と

思った。


そんなジメジメした気持ちでどないすんねん!

と思いだした。


思いだしたら

止まらない

止められない!


「次の目標」が先に見えた。


考えて決めるんじゃない!


身体が思う事に従うのみ!


だから年内で終了する事に決めた。


ただ、稽古をゼロにするのはさすがにダメなので

来年からは月に1回だけ

勤務先の近くで借りられる施設があるので

修行の成果を試す為に稽古会をしようと思う。


新たな出発。


これから、何が起こり

どんな人達と出会っていくかは

わからないけど


あの集会所のように


昔を思い出してくれる人


今を楽しんでくれる人


これから学びたい!と思ってくれる人


過去から未来まで、途切れる事のない

ずっと続いていく場所を作りたい‼️

と強く思った。

 
 
 

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